オフィスや工場の中の部屋の温度を一定に保つのは、かなりのノウハウが必要です。ここでは部屋の温度管理を行うポイントについて説明します。最初に実施するのは、部屋の中心部に温度センサーを設置する事です。部屋の温度を測定して、必要とする室温との差を見極めなければいけません。
一般住宅ならば壁際に温度計をぶら下げてメーターを見ながらクーラーの設定を変更するという緩やかな方法でも構いませんが、広いワンフロアのオフィスの場合は困難です。このため空調設備に計測した温度を取り込まなければいけませんので、外部出力端子が付属されているセンサーを設置して下さい。次に空調設備に取り込んだ温度の実測値を、設定温度に近づける必要があるため、温度コントロール機能のついた空調設備を導入して温度管理を行う事が大切です。熱がこもりやすい部屋だと空調設備の稼働も増えますので、設備能力が適切なのかも確認しましょう。
温度管理を適切に行うため、空調設備の導入を検討しているならば機種選定は非常に重要です。通常は部屋の広さだけで選定しがちですが、それ以外でも様々な部屋の情報を提供すると更に最適な空調設備が選定出来ます。部屋の面積以外で重要な情報は、室内に設置している機器の能力や従業員の人数などです。機器は電気を消費すると発熱するため、モーター容量や台数から冷房負荷を計算する事が可能です。
また従業員の人数が多いと発熱量が増えるので、空調設備の容量選定では大切です。
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