センサー種類別湿度計の選び方について

湿度計とは、空気中の湿度を感知してデジタルやアナログで表示する機器のことです。近年ではセンサーを用いて湿気を計測し、パーセンテージで示す軽易なものが100円程度で購入出来る場合もあります。湿度は工場など精密機械を用いる現場では欠かせない計器です。高性能なものを取り入れるためには、どのように製品を選べばいいのでしょうか。

まず、センサーの仕組みによる違いを知りましょう。湿度計のセンサーには抵抗式と容量式の2つの方式があります。抵抗式とは、機器の内部に組み込まれている感湿材料という部品に引き寄せられる水分を電気抵抗として、電流の流れにくさの度合いから湿度を割り出します。対して容量式とは、感湿材料が水分を吸収することで発生する静電気の量を計測することで湿度を産出するものです。

2つの計測方式の特徴をあげるとすると、抵抗式では低湿度を正確に計測することができない、容量式だと低湿度も測定できてかつ応答速度が高いということですね。そのため、湿気に弱い精密機器を利用するシーンなどでは容量式の湿度計を採用することが望ましいでしょう。これ以外にも、感湿材料の種類や検出方法ごとに湿度の計測結果は変化します。たとえばICチップ搭載型の計測器ならば、小型なので実装面積が縮小され現場を圧迫しないというメリットがあります。

さらに感度にも非常に優れており、持ち運びも出来るなど様々な利点を持っています。家庭内で使うものなら抵抗式でも充分役立ちますが、工業利用の場合ならIC型の計測器を使うのが無難です。

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